ホーチミンの人気観光スポットと言えばメコンデルタやクチトンネルですが、
最近人気急上昇中の話題スポットがあるってご存知ですか?
その名も「カンザー」!!!
ガイドブックにはあまり紹介されていない秘境地で、特筆すべきスポットはその大自然!
その魅力を紹介させていただきたいと思います。
1.見渡す限りの大自然・マングローブ林:カンザー
場所
カンザーはホーチミンから片道約2時間ちょっと。
ホーチミンの市内中心部からは新興住宅街である7区(District 7)を通過して、辿り着きます。
途中で車ごとフェリーに乗り、サイゴン川を縦断します。
このフェリーは周辺地域に生活している人々の貴重な移動手段であるため、日によっては非常に混み合うことがあります。
(旧正月などの祝日には2時間以上フェリー乗船を待つことになることも。。。)
2.人の手によって蘇った「マングローブ林」
大自然と昔の人々の力強さを感じるホーチミンでも随一の観光スポット
そもそも、我々日本人にとってはあまり聞き馴染みのない「マングローブ」についてまずは勉強したいと思います。
マングローブは熱帯〜亜熱帯地域の河の汽水域に生息する特殊な森林で、紅樹林や海漂林とも呼ばれています。日本では沖縄県や鹿児島県に自然分布されております。マングローブは元々木炭などの材料に利用されるため伐採されることが多かったのですが、浄水効果や近くに生息する動植物などの生態系にとって有意義な役割を果たしていることが確認されております。
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1975年に終戦となったベトナム戦争。内戦が続く中、アメリカ軍が使用した枯葉剤は人と自然環境に甚大な被害をもたらしました。
カンザーのマングローブ林も枯葉剤によって、一度全滅してしまった過去を持ちます。
しかし早い段階で、マングローブ林の有用性に気づいていたベトナム人は、失われてしまったマングローブ林を再生させる植林プロジェクトを実行し、今では元通りのマングローブ林を復活させることに成功しました。
人々の手によって蘇ったマングローブ林を一望できる展望台は必見です。
同じマングローブでも葉っぱが濃いもの、薄いものと別れているのがご確認いただけると思いますが、
これは濃いほうが古く人工的に植えられたもの、薄いほうが折れた枝などによって再度生え直された自然のマングローブとなっています。
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水質を浄化させる効果のあるカンザー近くでは牡蠣の養殖も盛んに行われております。
3.「野生動物」が多数生息する自然
大自然に集まる野生動物たちをご覧いただけます。
ベトナムでも有数の大自然があるカンザーには色んな野生動物が生息しています。
歩道を歩いているだけでも多数の動物たちと遭遇でき、時期によっては野鳥などもカンザーを訪れ、きれいな鳥のさえずりを聞くことができます。
4.超高速「スピードボート」
振り落とされないようにご注意ください
ベトナム屈指のスピードボートがカンザーにはあります。
時速60~70kmにも及ぶ速度で生い茂るマングローブ林を駆け抜ける爽快感を味わえるのはココだけです!
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僕みたいに生え際の後退が気になる方は、お気をつけください!
5.遊園地じゃ味わえない迫力ある「ワニ釣り」
スイティエン公園よりもワイルド感溢れたサバイバル体験
カンザーに来たのならぜひご体験頂きたいのが、「ワニ釣り」。
ホーチミン郊外にある「スイティエン公園」といテーマパークはワニ釣り体験ができることでも有名ですが、
カンザーで体験できるワニ釣りは一味違います。
スイティエン公園ではいわゆる歩道が整備されているので足場が安定していますが、
カンザーのワニ釣りは歩道からではなく小さな船に乗って体験します。
また、スイティエン公園は人に慣れており、連日観光客が多い関係で肥えたワニが多いのですが、
カンザーのワニ達は非常に常に飢えているため獰猛で、どのくらい飢えているかというと、
先述の野生猿が木に登ったときなどは、猿の足元に移動して、猿が木から落ちて水に入ってくるか見張るほどです。
うっかり食べられないようにご注意を!
ご参加料はお一人様あたり100,000vnd(約500円)となっております。(2018年3月現在)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
徐々に人気スポットとして脚光を浴びつつある秘境、カンザー。
ホーチミンにお越しの際は、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。