しんちゃーお!ベトナム生活も2年と10ヶ月が経過しました、ハノイのヤマモトです。
これだけの月日を過ごしておりますが、実は3月ハノイで過ごすのは初めてなんです。
この時期のハノイの気候は暑すぎず、寒すぎず、、、
晴れることはあまりありませんが、過ごしやすい気温がちょうどいいです。
学生さんの卒業旅行や、春休み長期休暇を利用した東南アジア周遊旅行、また、有休消化での社会人の方のご旅行が目立ちますね!
心なしか、旧市街内も日本人のお客様をお見掛けする機会が多く、わくわくしております。
(実は私たち、旧市街内で無料の地図をお渡ししております。地図を渡してくる日本人がいたら私たちですので、是非もらってください!><)
さてさて、それでは本題に入ります。
今回ご紹介しますのはタイトルにございますとおり、
ベトナムの秘境サパの楽しみ方、そしてファンシーパン山についてです。
ベトナム北部の秘境サパとは
インドシナ半島で最も高い山、ホアンリエン山脈の一部、標高1650mの山間部にある高原都市です。
棚田が並ぶ山々を縫った先に潜む村であり、その地形から出来上がった姿はとても神秘的。元々は欧米人の避暑地として有名になったサパですが、そのサパを中心に周辺の山中には、モン族やザオ族など少数民族の村々が点在しています。
サパ観光で出会えるのは色とりどりの格好に身に包んだ少数民族の生活模様。美しい山、棚田などの景色とのふれあい。日本での日常とは全く異なった文化・風景にめぐり合えるベトナムの秘境です。
つまり何が言いたいのかといいますと、
おすすめでっせ ♡
ハノイ観光自体も非常に人気ですが、最近は少しずつ日本人の方からの知名度も上がりつつあり、サパへのお問合せもぐぐん!と増えてまいりました。ベトナム北部へご旅行される方からのサパ人気はどんどん高まってきています。実際に行った身としても本当におすすめです。
サパ旅行の移動手段と宿泊について
ハノイーサパ間の距離は約300km。
だいたい東京ー名古屋と同じくらいの距離です。この距離だと日帰り旅行は難しいですね。。
ハノイからサパへの行き方としては列車で行くか、バスで行くかの二択になります。
少し前まではサパ旅行=列車という感じでしたが最近は手軽に行けるバスも人気。
●列車で行った場合の所要時間は約9時間、予算は$50~/片道。
ハノイ駅からラオカイ駅まで約8時間、そこから乗り合いバスなどの車で40~1時間ほどでサパに到着します。パッケージツアーであればラオカイ駅からサパのホテルまでの送迎が付いています。夜出発の寝台列車となるため、優雅なサパまでの道のりを楽しむことができます。列車のランクも3つ星クラスから5つ星クラスまで様々あるため、ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
●バスで行った場合の所要時間は約6時間、予算は$20~/片道。
ハノイ旧市街近くのバスライナーからダイレクトにサパ市内中心部まで行けます。一日に5~6本が運行しており、より手軽に、フレキシブルに、早く、安くサパまで到着することができるのがバスの魅力です。バスルート開通当初は、地盤にひび割れなどがあり旅者様にはおすすめしていませんでしたが、現在は道も整っており、バス移動が少しずつ列車と並びサパ旅行の主流となっています。
さらに詳しいサパへの行き方や、列車とバスの詳細な比較に関しては、
【サパ列車旅のモデルプラン】
<0日目>
21:30頃:ハノイからサパへ夜行列車にて出発
<1日目>
5:00頃:ラオカイ駅に到着・サパへ移動
午前:市内散策などのサパ観光
午後:トレッキングなどのサパ観光
<2日目>
日中:ファンシーパン山などサパ観光
20:30頃:ラオカイ駅からハノイに出発
<3日目>
5:00頃:ハノイ到着
列車旅の場合、0日目・3日目がほぼ終日フリーだとしても、最低でも3日は必要となります。
しかし、列車も色んな種類があり移動自体も楽しむことができるのが列車の魅力です。
おすすめの列車はビクトリア列車と呼ばれる、ビクトリアホテルが有する豪華列車です。
【サパバス旅のモデルプラン】
<1日目>
07:00頃:ハノイを出発
13:00頃:サパに到着
午後:市内散策などサパ観光
<2日目>
午前:トレッキングやファンシーパン登頂など
16:00頃:サパ出発
22:00頃:ハノイ到着
バス旅が便利なのはきっちり1泊2日でサパ旅行を味わえること!
一日分は移動にお時間を要しますが、二日目の夜にはハノイに到着できるので、次の日朝から動きやすいという利点があります。
ファンシーパン山・ロープウェイについて
まずは色んなアクティビティが楽しめるサパ観光の中でもイチオシのファンシーパン山。
インドシナ半島最高峰(3143m)の高さを誇る山脈の一部であり、これまでは2~4日間をかけ登頂するしかなかったのです。。
登頂ルートは様々あり、ルートによっては死人も出ているような険しいルートもあります。
そのファンシーパン山に、2016年2月世界最長のロープウェイが開通、ギネス世界一を誇るロープウェイが誕生しました。このおかげで安全に、しかもほんの半日で3143mからの絶景を拝めるようになりました。
ロープウェイのあるサンワールドまで、サパ市内から車でだいたい15~20分くらいです。
タクシーですと、80,000~100,000VND(400~500円程度)/片道で到着です。
ロープウェイの営業時間は朝の7時から夕方5時ごろまで。人の少ない朝早い時間がおすすめです。
ロープウェイの料金は往復700,000VND(3,500円程度)/大人。窓口のお姉さんは英語が分かるので安心です。
非常に標高が高く冷えるため、夏場でも薄手のパーカーなどを持って行くことをお勧めします。
いざ世界最長のロープウェイへ!
ロープウェイから眼下に広がるのは棚田が織り成す自然の景観。
こんな高さからの棚田というのも、めったに目にすることの出来ない景色です。
雄大な景色にただただ圧倒されます。
景色はどんどん移り変わっていき、雲よりも高く上を目指していきます。
こちらはロープウェイ到着口。
ロープウェイを降りるとさらに素敵な景色が待っていました。
この先は山頂を目指すために、約600段の階段を登っていきます。しかし、これが意外ときつい。いきなり3,000mも上がったので、酸素が薄く一段上がるのも大変です。途中途中に階段が設けられているので、無理はしないようにゆっくりと進んでいきましょう。
階段を登る途中の景色も絶景です。まるで、私の大好きなジブリの天空の城ラピュタのようです。
そして、階段を登りきるとそこは、、、
山頂に到着です!
別名「龍の巣」とも言われているファンシーパン山の山頂には記念碑と国旗が掲げられており、撮影スポットになっています。
※今は策が建てられており、国旗をもっての写真撮影はできなくなりました。
標高が高いため、雲が目の前をよぎっていきます。晴れたり曇ったりが数秒ごとにくるくると変わっていきます。
朝早くの登頂だったため、ちょうど朝日を顔面に受け眩しくて顔が見せられませんでした。
見下ろすとさっきまでいた所が見えます。ずいぶん遠くまで来たんだなぁ…
ファンシーパン山の山頂に立つと、この地が山脈に囲まれた秘境であることを全身で感じることができます。
サパ滞在中に時間があればぜひファンシーパン山に行ってみてください!
ファンシーパンから降りると、マーケットが開かれていました。
目の前で作成しながら販売しているので、手作り感満載です。値段もお手頃なので、もしよければ購入してはいかがでしょうか?
その他のサパ旅行の魅力 ・観光スポット
サパにはファンシーパン山以外にも色んなアクティビティや観光スポットが盛りだくさん。
その中からおすすめの3つをご紹介します。
サパ市内というよりは、サパを拠点に周辺の村などの観光スポットに移動するという形が多いです。
(1)サパ周辺にある少数民族の村へのトレッキング
サパ旅行の定番と言えばサパ周辺に点在する少数民族が住む村へのトレッキングツアー。
カットカット村やラオチャイターバン村などがメジャーです。
・カットカット村のトレッキングツアーは、全体行程4時間
・ラオチャイ・ターバン村へのトレッキングツアーは、全体行程約6時間
おすすめは半日で行けるカットカット村です。
ラオチャイ・ターバン村はトレッキングコースが少しきついので、他の予定などは入れずに余裕を持って参加することをおすすめします。
トレッキングツアーでは自然を感じるだけでなく、少数民族の生活模様や文化にも触れることができます。
標高が高いため、11月~2月は特に気温が低くなります。
トレッキングの準備とトイレについて
服装
温度調節ができるよう、脱ぎ着できるような服装で参加することが大事です。
靴
トレッキングをするうえで忘れがちなのが靴選び。
靴はトレッキング用のシューズ、または履きなれたスニーカーが無難。
長時間歩くことや急な坂の昇り降り、道がぬかるんでいることも多いので、サンダルでのご参加はオススメではありません。
飲み水
給水ポイントはないので小さめでも水が一本あると良いでしょう。あまり水を飲み過ぎるとトイレが近くなるので気をつけましょう。
トイレ
トレッキング中はトイレもきれいなところがないので、トレッキング参加前に済ませておくのがベターです。
また一緒に歩いてくれる少数民族の女性たちは最後にお土産を買ってもらおうとセールストークを始めます。必要がなかったら買うそぶりは見せないようにしてくださいね。
(2)少数民族によるサンデーマーケット
日曜日限定で開催されるバックハー村のサンデーマーケット。
ベトナムでもここでしか見ることのできない個性的なマーケットです。
このマーケットでは服装だけでなく持ち物まで、非常にカラフルな「花モン族」に出会えます。
そんな彼らが販売するものも当然とってもカラフルです。
バックハー村まではサパからの片道時間が3時間なので、こちらも丸一日ぶん日程を確保するようになります。ラオカイ駅から直接足を運ぶ場合は、片道2時間程度となります。
(3)サパ市内のハムロン丘
その独特の形から、龍の顎、という名がついたハムロン丘。
サパ市内にあるので、気軽に訪れることのできる観光スポットです。
ここは自然公園のとして整備されており、美しい花畑をご覧頂けます。
ベトナム人旅行者がいたるところで記念撮影に励んでいます。
眺めのよいポイントいくつもあり、サパの街並みや雄大な山々を楽しむことができます。
しかし侮る無かれ、これを丘と呼ぶにはちときつい。
園内はかなり広く、無料で配られる園内マップがないとかなり時間をとられるかもしれません!
マップ片手に、是非頂上まで挑戦してみてください♪
ひたすら階段と坂道なので、荷物は少なめがお勧めです。
以上、サパへの行き方とファンシーパン山を含むおすすめ観光スポットをご紹介しました。
まとめ
お急ぎの場合はバス旅が便利かと思いますが、1泊だとサパ滞在時間が短くなってしまうので、2泊くらいがおすすめです。
そして何より、寝台列車にも独特の魅力があるので時間に余裕があればこちらもおすすめ。
どうしようか迷っている方は是非ページ下部のお問い合わせからご相談くださいませ♪
中国国境付近の秘境サパ。
ハロン湾やメコンデルタなどの自然とは、また異なる一面をもっています。
訪れる際は是非しっかりとお時間をとって訪れてみてください!
▼本日の1枚▼
弊社ハノイオフィスの看板犬と化したケム君。(本名ボン君)
なぜかいつもオフィス前で秤に載せられています。
ボン君にも会えて、サパ旅行の相談もできちゃうTNK&APTトラベルのハノイ支店にもお気軽にお立ち寄りくださいね~!
それではまた。へんがっぷらい。
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