シンチャオー！
ナカネです。
今日は通りの名前のお話。
ベトナムでは、住所を番地+通りの名前で表します。
例えば、弊社オフィスだったらHang Chieu通りの5番地。
Hang Chieuとは「ゴザ屋」という意味で、昔ゴザを扱うお店が数多く並ぶ通りだったようです。
ハノイは「～屋」という名前の通りが多く、昔は同じ商品を扱うお店はおなじ通りに並んでいました。
(靴、金物、シルバー…etc)
そのような職人街はハノイ36通りと呼ばれ、旧市街の見どころのひとつです。
さて、旧市街以外の主な通りの名前は、昔の英雄の名前がつけられていることが多いです。
たとえば、ハノイで言えばホアンキエム湖すぐ東の「Dinh Tien Hoang(ディン・ティエン・ホアン)」通り。
ニンビン省ホアルーにまつられている、1010年～の丁(ディン)朝の王様の名前です。
ホアルーにて
今回はこちら！
「Hai Ba Trung(ハイバーチュン)」にスポットをあててみようと思います。
ハノイではレストランやホテルが並ぶ便利な通りがハイバーチュン。
世界史が好きな方なら、「徴姉妹の乱」として聞いたことがあるのでしょうか。
ベトナムは昔ながらく中国支配を受けており、何度か中国に対して独立を求める戦を起こしています。
40年にたちあがったのが、徴（チュン）姉妹です。
これはチュン姉妹の絵で一番有名な、ドンホー版画です。
象に乗って戦ったんだそうですよ。
ベトナム語で、Hai=2、Ba=女性なので「ハイバーチュン」は「チュン姉妹」という意味なんですね。
たとえばホイアンでハイバーチュンといえば旧市街からアンバンビーチへつながる道。
ホーチミンでは大教会のすこし北の道です。
さて、徴姉妹の祠はハノイよりも西、メーリン県というところにあるのですがハノイ市内にも徴姉妹が祭られている、小さな「ハイバーチュン祠」というところがあります。
ホアンキエム湖よりも南、徒歩30分程度のところです。
Huong Vienという通りにあり、小さな湖の向かい側です。
…が、これは……
工事をしている……
無理やり近づいてみましたが、やはり中までは入れません。
こんな徹底的に隠さなくたって…(泣)
ということで、本物はぜひ工事が終わったころに皆様の目で直接見てみてください。
あたりは観光地ではなく、グエンコンチュー市場というローカルな市場が広がっていたり機械製品の部品や工具がひたすら並ぶ通り(Le Gia Dinh)があったり歩くだけでもなかなか楽しいです。
旧市街からは少し遠いですが、歴史好きな方も、ただ歩くのが好きな方も
ぜひ訪れてみてくださいねー
ナカネでした。
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