こんにちは、ホーチミンよりイナバです。
クリスマスも過ぎて、日本は正月モード突入!といった感じでしょうか。
ホーチミンは相変わらず暑いし、年越しのイベントも日本ほどないので、なんだか変な感じですが、もうすぐですね、2011年♪
皆様にとって良い年になりますように★
ありきたりな願いですが、来年も幸せで、平和に暮らせますように。。
その願いも込めて、今日はあえて戦争のお話。
日本人にはあまりしっくりこないことでも、現在もベトナムに暮らす人の中には、傷跡をおった人たちもいます。
ちょっと訪問するのには足がすくんでしまいますが、
ホーチミンにある戦争証跡博物館で、過去の記憶をたどってみませんか。
1975年に設立されたこちらの博物館。
28Vo Van Tan というところにあり、統一会堂の近くです。
入場料は1500ドンと安く、日本語のパンフレットもくれます。
中にはいるとすぐに戦闘機や、戦車があります。
小さめの窓からミサイルが出て、当時の攻撃の様子がわかるものも。↓↓
これらは本物だそうです。
なんだか作られたもののように感じてしまうのですが、実際に使用していたかと思うと怖くなりました。。
またこんなものも。。↓
ギロチン。。。
リアルで怖いですが、まじまじとみてしまいました。
館内にはいると、写真がずらーっとならんでいます。
実際使用された同じモデルの爆弾もあります。
ベトナム戦争でもっとも犠牲になったのは、民衆だと言われています。
数ある写真の中には、勝ち誇った顔の米兵士の写真や、枯葉剤を撒き散らす戦闘機の写真がありますが、やはり被害を受けたベトナム人の方達の写真が多かったです。
有名な写真もかざられていますが、私が印象に残ったのはこちら。
枯葉剤の影響で殺風景となった森林で遊ぶ少年の写真。
ダイオキシンが充満してるとも知らず、家族で周辺に暮らしていたそうです。
成長して結婚までできたそうですが、やはり枯葉剤の影響を受け、彼の子供も耳が不自由になってしまったそうです。
なんとも言えない悲しい気持ちになります。
でも実際に写真がみれたからこそ、
綺麗ごとではなく、平和を願う気持ちになれますし、日常の平穏な暮らし有難みを感じられました。
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