みなさん!こんにちは!TNKトラベル ハノイの大野です。
今回ご紹介するのは、ハノイから車で約3時間半走り、大きな峠を越えると、緑豊かな山里が眼下に広がり始める村!
マイチャウについてご紹介したいと思います。
そこには、農耕にいそしみ高床式の伝統家屋に住む少数民族の村がひっそりと佇んでいます。
小川、竹林、田畑、そして村を駆けまわる子供や家畜たちの中にある、ベトナムの54の民族の1つであるターイ(Thai)族が暮らすラック(Lac)村は、山々に囲まれ、豊かな水と大地が広がり、まるで日本の昔話にでてくるような片田舎です。
13世紀頃に中国からやってきたターイ族によって開かれ、今も約400人の人々が昔ながらの生活を営んでいます。
一般的に「マイチャウ(Mai Chau)」と呼ばれる場所はこののどかな山村を指し、旅行者がホームステイできるハノイ近郊の観光地として、徐々に人気を集めてきています。
高床式の伝統的な家屋は健在で、部屋へと続く急な階段を登り、竹で編まれた床を持つ家に入ると、お茶でもてなされます。
のんびりと村を探索した後、夕食には、村や近郊でとれた新鮮な野菜や肉を用いた田舎料理が振舞われます。
夜になると大部屋に布団と蚊帳が用意され、虫たちの声を聞きながら眠りにつくことでしょう。
もちろんホテル並みの施設は求められないが、シャワーなども整っているので安心ですし、自然の風で癒されるためクーラーが心地よく感じます。
ターイ族の村では、女性が機を織る姿がよく見かけられ、古くから「女性は自分が織った布を窓際にかけ、男性は釣ってきた魚の尻尾を外から見える家の壁に貼りつけます。そうすることで、どれだけ優れた機織りの技術や狩猟能力をもっているかを披露し、良い結婚相手を探す」風習があったからだと思います。
さすがに現在は、その風習も廃れてきているが、機織りの技術は確実に母から子へと受け継がれてます。村ではどの家にも機織り機があり、カタン、コトンと、その美しい音が村中に響きわたっています。そんなターイ族の女性は、嫁入りが決まると、結婚前に手作りのまくらや布団などを、嫁ぎ先の家族全員にプレゼントするそうです。
週末にご家族などでご参加させてみてはいかがでしょうか?
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